廃線跡に光る赤信号
岐阜の美濃赤坂は中山道の宿場町
東海道本線から分岐して美濃赤坂が終点の路線があるが、分岐していてもこの路線は東海道本線の一部
その美濃赤坂駅から西濃鉄道という貨物専用の私鉄があり、一部が廃線となってしまいっている。
美濃赤坂の駅前にも石材の工場がたくさんあり、山手には採石場がある。
西濃鉄道は石材運搬用に引かれた貨物路線らしい。
さて、その廃線となっている昼飯線(ひるいせん)は、美濃赤坂駅の手前から西へ分岐している。
分岐近くには西濃鉄道の車庫があり、錆びて朽ちかけのディーゼル機関車が留置されていました。
分岐するとすぐに踏み切り跡があります。
ここに立っている信号機は今も赤色の灯火を点灯しています。
廃線から5年を経過し、その前から何年も列車は走っていなかったらしいので、もしかしたら10年以上も、見てくれる列車も無いのに点灯しているのかもしれない。
さて、今回の探訪では、最初は廃線跡を歩いてみるつもりでしたが、草が生い茂りとても歩ける状態ではありませんでした。
迂回しながらも路線跡を辿ります。
途中で美濃大久保駅跡に出ます。駅の中は草ぼうぼうですが、その手前ではレールが見えます。
昼飯線はここでスイッチバックの要領で終点の昼飯駅へと向かいます。
路線沿いの石材会社にはその昔、貨車に荷物を積み込んでいたであろうホーム跡が残っています。
終点、の昼飯駅には何本もレールが分岐し、そこそこのターミナルだったようです。
ホーム跡、駅舎などが現存しています。
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