阪急電車桜井軌道線(箕面)の痕跡を求めて
箕面有馬電気軌道として開業した阪急電車に開業当時は路面電車部分がありました。
大正末期までの地図では道路を通っていたことが確認できますが、昭和初期の地図では現在のルートを通っています。
軌道線は赤点線のように通っていたようです。
戦後に撮られた航空写真では道路から線路へとつながる路盤跡が見えます。
西側の家の並びも路盤跡に見えます。
↓ 実際に現場へ赴く道路が緩やかなカーブを描いています。本来この道は旧西国街道なので踏切へ向かって真っすぐに伸びいていたはずですが、線路へ合流するようにカーブしています。下記地図①です
↓ 軌道線が有ったと思われる部分だけ西国街道の道幅が広くなっています。下記地図②です。
↓ 突き当りのタクシーの車庫に旧桜井駅が有ったと思われ、そこから専用軌道に戻り左にカーブしていきます。ここからまた西国街道は細くなります。下記地図③
↓ ここで今の線路へとつながります。右側の住宅が路盤跡と思われます。地図④
架線柱などはもう残っていませんでしたが、それなりに路盤跡が確認できました。
※地図、航空写真の出展は国土地理院の地図・航空写真閲覧サービスを利用しました。
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